『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


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第13回 「サルとトリさんとオジサン」 2013年3月12日

  このブログのタイトルにもなっている、小田原市の箱根板橋に引っ越して来て、早半年が経った。

 小田原市を知らない人もいるかもしれないのでかんたんに説明すると、神奈川県の西のはずれにある人口20万人弱のそこそこ大きな都市である。相模湾と足柄平野と酒匂川、さらにはご近所には箱根山に丹沢山と自然が揃っている。さらに温暖な気候でもあるので食材の宝庫でもある。

 市民の悩みは、静岡県にあると誤認されている事と、旅先でどこからきたかを説明する時に横浜の名前を出さざるを得ないことらしい。(これは実体験)

 お土産の定番はかまぼこと、干物と、イカの塩辛。食材の宝庫と言った割には、酒の肴方面に偏っている。観光スポットとしては小田原城がある。

 古くから栄え、その歴史は縄文まで遡ることができるらしい。戦国時代の後北条氏、三代目氏康の時代には全国から職人や文化人を呼び寄せ、大規模な都市開発を行った。

 驚いた事に清掃にも気を配り、上水道も造り上げ、町はゴミ一つ落ちていないとまで評されるほどの清潔な都市になったそうで、小田原の名は全国的に有名になったらしい。下克上の世に珍しい殿様なのだ。

 その結果、その頃の小田原の流行は関東全土に広まるようになったらしい。今でいうと、イケていたのだろう。当時、軍事的にも北条氏の勢いは関八州を席巻していたのだから、ありえないはなしではない。すごいぞ小田原。

 さらに、江戸時代には東海道沿線と箱根越えの宿場町として、なんと東海道五十三次の中でも最大の規模だったそうだ。すごいじゃないか小田原。(ちなみにこの辺までの話は、ウィキペディアの聞きかじり)

 現在はすっかりその当時の勢いを無くしてしまったが、それでも、温泉で日本一有名な箱根の玄関口にあるので通過した事があるという人は世界的に多いはずだ。…ずいぶん押しが弱くなったなあ。

 ちなみに我が家はその小田原の中でも大分箱根よりになる。目の前の道幅十五メートルほどの道路は例の旧東海道で、やはりそれなりに趣のある街並みだ。まさか自分があの弥次さん喜多さんで有名な東海道沿いに住む事になるとは思わなかった。まったく人生何があるかわからない。

 ぼくはこの家に越して来て半年で四回サルを見た。正確にいうと一日に何回か遭遇した日もあるので十回ぐらいか。突然だが、これはウィキペディアの情報じゃなくて、実体験に基づく本当の話なのだ。

 地元の人の話だと、窓の鍵などを開けっ放しにして留守にしておくと、冬場など帰って来たらサルがこたつに勝手に入っていて「あれま〜」なんて事になるらしい。これは妻の知人経由の話なので第何次情報なのかはわからないけど、多分実際に一度は起こった、地元では有名な出来事なのだろう。

 しかも相手がおばあさんだったりすると、サルのほうもナメていてまったく動じず、逃げないらしい。考えてみるとその状況は、おばあさんじゃなくても怖い。

 僕も実際に野生のサルを見かけた時に、サルが道を塞いだまま、まったく逃げないので、コンニャロと思ってずんずんと近づいて行ったが、まさに一触即発の「間合い」という所迄踏み込むと、本能的にカラダが戦闘能力の違いを察知したのか鳥肌が立った。

 こちらの方がウェイト的には遥かに勝っているが、やはり野生の貫禄には勝てない。サルの方はこちらを見もしない。闘わずして、生物として完全に負けなのだ。

 前の家はここから小田原駅をはさんで徒歩30分ぐらいの所にある団地の5階だったが、窓を明けっ放しにしていると、よく鳥が迷い込んで来た。

 鳥などはかわいいもので、特にスズメなんかは見ていると本当に愛らしい。もし、他の動物と話が出来るとしたら、ぜひ鳥さんとお話がしてみたい。

 しかし、それでも仕事をしている時にいきなり室内でバサバサと大きな音がなると、一瞬ビクンっと警戒して鳥肌が立ってしまうのだからナサケナイ。

 実は、現代の人間のオジサンというのは、すでに野生の世界の中では、すでにサルにもナメラレ、スズメより弱い生き物なのかもしれない。

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by nagamineshunya | 2013-03-12 12:09 | 箱根板橋日記