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『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


by nagamineshunya

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第27回 「長嶺家の法要」 2013年6月18日

 日曜から、大分に行っていた。

といっても、旅行ではなく法事のために行ったので、土曜日から徹夜でなんとか仕事のめどをつけ、日曜日の朝四時にタクシーで家を出て小田原駅の始発で羽田に向かうという強行軍であった。

朝がはやすぎて、羽田の第二ターミナルまで京浜急行で直接いけず、第一ターミナルから無料バスで向かうという松本清張並みのトリックを駆使して、なんとか六時四十分のフライト5分前に、晴れて機上の人となることができた。

機中はずっと寝ながら移動し、大分空港からは高速バスで大分へ。なんとか10時半から始まる法事に間に合った。



法事は大分駅の近くにある長福寺というお寺で行われた。

参列者はざっと20名ほどであった。

今回は長嶺家の法事で、わたしの祖父、祖母、曽祖母の三人分を一度ですましてしまえるという、めったにないタイミングで、いささかオリンピックのような法事であった。

わたしの父が一応長嶺家の長男であるので、今回のホストを務めた。そして私も一応その父の長男なので、跡取りとして今回は法事を勉強するようにという意味も含めて呼ばれたのであった。

和尚さんと一緒にお経を読み上げ、お焼香をして、また少しお経を読み上げて無事に終了。

徹夜明けには、涼しいお堂での読経はまさに苦行に近かったが、なんとか無事に済んだ。

そのあと和尚さんからお話があったのだが、祖父は檀家総代を務めていたそうだ。へぇ、と思ったが、そういえば聞いた気もしたかなと、後で父に聞いたら、父も「そうだったんだね」などと同じようなリアクションだったので、困ったものである。

そう言えば、その後のお墓参りの途中にも、同じようなやり取りがあった。

 墓石に刻まれた我が家の家紋を眺めながら、うちの家紋はなにかと父に尋ねたところ、「たしか桐だ」と言う父に、確かそうだよねとわたしが頷いていたら、そのやり取りを近くで聞いていた父のお姉さんが「笹竜胆」よ、呆れたようにズバリと言って去って行った。

いやはやまったく、随分と頼りのない跡取りたちなのであった。

by nagamineshunya | 2013-06-18 21:17 | 箱根板橋日記