『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


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第34回 「熱海メモ」 2013年8月6日

 昨日は夜からイラストレーターの渡辺さんに会いに熱海に向かった。

夜の九時前に熱海駅に着くと、駅のホームから大きな花火が見えた。

ちょうどクライマックスというところだったようで、たたみかけるような見事な花火だったが、駅の構内に入るとうるさいだけで、花火というのは音だけだと大変迷惑なものだなと、まったく人には言えないくらいバカなことをカクニンした。

細い急な階段を登って、待ち合わせの「マリリン」という喫茶店とスナックの間のような店に入ると、すでに渡辺さんがいらっしゃって、笑顔でレモンサワーを飲んでいた。

話しは、渡辺さんの描いた絵のポストカードをつくるというもので、それ自体は初めての仕事ではなくお互い要領がわかっているので、いくつかの新しい絵を追加するという確認をして、三十分ぐらいで打ち合わせは終わった。

渡辺さんは、ガンダムやマジンガーZなどのイラストを手がけたすごい方で、七十も半ばを迎えた今も、熱海に拠点を移して制作を続けている。

始まりはちょうど三年くらい前に、熱海での個展のハガキを画材屋さんからの紹介でデザインこねこで作らせて頂き、以来ずっとお付き合いをさせていただいている。

ひょうひょうとした気さくな方で、よく飲んで、よく喋る。とにかく元気なのだ。

打ち合わせが終わったところで、近くの居酒屋ひろみに河岸を変えて本格的に飲む体勢に入った。

渡辺さんの話はいつもためになるのだが、酒もすごく飲むので次の日忘れてしまって何度か悔しい思いをしたので、最近はスマホを使ってメールでどんどんメモを送るようにしている。

そういうメモが結構面白いので、試しに昨日のメモをいくつか紹介したいと思う。

例えば、まず「江ノ島がっかり、白浜オーストラリア」というのがあった。

これは、この間白浜に旅行に行ったという渡辺さんが仕入れてきた、南紀白浜のあの真っ白な砂は実はオーストラリアからタンカーで運んでくるという話と、僕のように東京の山奥で育った人間は、大抵初めて見る海が江ノ島の海で、そのあまりに茶色く透明度2ミリくらいの水の色にがっかりするという話についてのメモである。

白浜の砂がオーストラリア産かどうかは、今の時代ネットで調べればすぐにわかるのだろうが、ここではその時の臨場感を大事にするためにあえて調べずに紹介することにした。なので、間違っていても文句など言ってこないように。

この話の時に、ひろみのマスターが熱海の砂は、その昔千葉から持ってきていたと言っていたが、もちろんこれも定かではない。第一、こっちはその必要性すらわからないが、まぁ、ぜひ臨場感を味わって欲しいので、こちらもあえて記録しておく。

そのすぐ後にあるのは、「プライドはおもてにだしちゃいけない」というメモ。

これはさらっと渡辺さんの話に出てきたのだが、かっこよすぎるのでこれ以上はふれない。

昨日のメモの中で一番唸ったのは、「人間は用意周到に生きるだけ」というメモで、この話のニュアンスは我がウマしか脳味噌ではうまく説明ができないのだが、みんななんとなくわかるよね。

人間は絶対死ぬということを、我が身や周りの人間の事として受け入れて、「用意周到に生きる」ということが、果たして自分に出来る時がくるのだろうかと、ボーゼンと唸ってしまった夜であった。

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by nagamineshunya | 2013-08-06 21:18 | 箱根板橋日記