『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


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第53回 「健康と順応」 2013年12月17日

 最近、デスクに座りっぱなし、暴飲暴食、運動不足に寝不足と、かなり「不健康」な生活をおくっているので、「健康」という事にたいしてびくびくしながらずっと考えているうちに、今までの「健康」に対しての考え方がかわった。

 ぼくは、もともと化学調味料に弱い。
 
 外食や、中食(スーパーの総菜や、コンビニ弁当など)が続くと、ある日突然二の腕や肋骨あたりの骨が痛くなって、すーっと身体の中から氷で冷やされるような気持ち悪い感覚におそわれる。

 今のところそれで吐くとか熱が出るということはないのでほうっておいているが、なんとなく気持ちが悪いので、そういう症状が出た時はキッパリと白飯を炊いて、油揚げと大根の味噌汁と納豆という、きわめて正しい日本の食事というのをとる事にしている。

 そうすると、一発で治るから不思議だ。

 で、さっき、もともとと書いたが、最近思うに、これはぼくの育ってきた環境に原因があるのではないかと思うのだ。

 というのも、ぼくは小さい頃あまり化学調味料的なものを食べさせられていなかったのだ。

 おやつも母親が手作りしてくれた記憶が結構多い。

 市販のお菓子はあまり買ってもらえなかった気がするし、炭酸ジュースも骨が溶けるからといって飲ませてもらえなかった。

 外食も少なく、とくに中食の類いは一切といっていいほど無かった。

 ようは、幼少期の身体を作る時期に化学調味料をあまり接種していなかったので、身体に化学調味料の耐性が無いのではないかと思うのだ。

 つまり、なかなか「健康」的に育てられたのだ。



 話を少し変えるが、今話題の中国のPM2.5がこのままドンドン広がって日本の街まで到達したら、我々日本人はすぐに病気になってしまうだろう。

 つまり「健康」ではなくなってしまう。

 でも、もしこのPM2.5にすでに耐性を持って生まれて来た子どもが中国にいたら、その子は多分あのスモッグのなかでもマスクなしで「健康」に走り回るだろう。

 あたりまえじゃないかと思うかもしれないが、ここで考えてみてほしい。

 耐性があるのは、すでに有害なPM2.5が身体に入っているからなのだ。

 それって、もともとは「不健康」な状態なんでないかい?

 「健康」とはなんなのか。

 

 話を戻すと化学調味料が平気な人も、すでに何も感じないくらい化学調味料が身体の中に入っているという、「不健康」な状態なはずなのだ。

 でも、彼らは化学調味料がいっぱい入ったカップラーメンを食べても何事も無く「健康」で、かたや化学調味料に関してはキレイな身体のぼくの方が気持ち悪くなってしまうのだ。

 しかし、この現代の日本で生きていくうえで、化学調味料をさけて通るのは中々難しい。

 つまり、おおげさにいうと化学調味料を食べて「不健康」になってしまった「健康」なぼくは、現代日本という棲息環境に「順応」できていないのだ。

 そう、ここで出て来た「順応」というものこそ、「健康」を考える上での重要なポイントなのだ。



 例えば、カレーはどこでも辛いが、どこの国が一番辛いかというとスリランカのカレーがとにかく辛くて、その辛さは激辛を超える死辛カレーらしい。

 このスリランカカレーを日本人が食べたら、ただちにお腹を壊すそうだ。

 つまり「不健康」である。

 では、なぜスリランカの人々はそんなヤバいものを毎日、毎食食べていながらも「健康」かというと、彼らのお腹の中には対死辛カレー用の菌が多いらしいのだ。

 つまり、彼らは死辛カレーに「順応」しているから「健康」なのだ。

 つまりのつまり、本当の「健康」というのは実は「順応」なのではないのだろうかと思うのだ。

 「順応」さえできれば、PM2.5も怖くないし、コレステロールや、中性脂肪や、尿酸値も怖くない。

 泥水に順応すればいいのだから、水不足も怖くないし、貧乏も価値観の問題として順応して、孤独も自分の中にもうひとり人格を作る事で順応できるし、ブラック企業もレベルあげだと思えば怖くない。

 そう、すべてに「順応」してしまえばストレスすらなくなり、まさにこの世は天国なのだ。

 ぼくは、とりあえず通風になるのが怖いので、このあとプリン体にさらなる「順応」をするためにビールをたくさん接種しようと思う。 



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by nagamineshunya | 2013-12-17 23:14 | 箱根板橋日記