『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


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第56回 「自動政治ロボット『国会くん』」 2014年1月7日

 前回、「酒懐石」なるものを勝手に作って遊んでいたら、その後どうやら「会席」という字の方の会席料理は、お酒を楽しむための料理らしいということがわかって、ナーーンダという感じである。

 懐石の方はルーツは一緒だが、お茶を楽しむためのものらしい。

 だから、「酒懐石」というと、なんだか緑茶割を楽しむ料理みたいな感じになってしまう。

 無知とは怖いものだ。


 懐石料理とはもともと千利休がお茶を美味しく飲むために、お茶を出す前に出していたカンタンな食事らしい。

 しかも驚くことに、もとは一汁三菜を基本に考えられたらしいのだ。

 一汁三菜といえば、カンタンにうとご飯、お吸い物、おかず三品(焼きもの、煮もの、酢のものなどの質素なやつ)に、お漬け物である。

 これで最後にお茶を飲むのが懐石料理であるならば、うちのおふくろも毎日懐石料理を食べている。

 実際はそこにはおもてなしのための様々な精神や、それにならった作法などいろいろあるのだろうが、基本は質素な侘び寂びの世界のものなのだ。

 だから、伊勢海老が偽装されていても怒ってはいけないのだ。

 蒸し返したねぇ、オレ。



 それにしても、去年はなんだか世の中がわさわさしていた気がする。

 ミュージシャンの若者が選挙に立候補したり、俳優の若者が選挙に立候補したり、おもてなしの倍返しで都知事が辞職したり、秘密を保護するという変な名前の法案でみんながこわがったり、よくわからない一年だった。

 秘密保護法案は中身が決まってなくて、与党の政治家もテレビで説明できないのがおかしかったが(頭が)、気持ちの悪い出来事であるのは間違いない。

 ぼくは、「規制」とか、「強制」とかという言葉が大嫌いな「あまのじゃく」で「反抗的」な性格なので、必要性が何であれ市民の生活や、文化表現、報道のレベルまで対象になるのなら大反対だ。

 核の問題にしても、自衛隊や憲法九条の問題にしても、こういう時にすぐに「外交」という言葉をちらつかせるが、知ったこっちゃないのだ。

 そんなに国民より外交が好きなら、外国に行け!と思うのだね。

 

 しかし、本当に思うのだが政治というのはこうして我々にはよくわからないうちに日々大河のごとくうねりながら進んでいるのだ。

 原子力発電所にまつわる、様々な問題もそうだろう。

 事故機の廃炉に関する問題や(ぼくは、廃炉の問題に関しては建築家の宮本佳明さんの〜荒ぶる神を鎮める〜という、原子炉建屋を神社にして、未来永劫土地の記憶として丁重に祀るという作品のアイデアに賛成)、オリンピック招致のときの汚染水に関する安倍総理のうそっぱち宣言問題(六年後に遮断壁のすぐ外の海でバタフライする安倍総理を見てみたいものだ。その時に総理じゃなくなってても逃げんなよな)、外国への原子力発電所の輸出、線量の健康被害の基準値や、人体への被害の実態、食品の安全性に関する事などの調査や公表のしかたなど、すべてのことが決められて、あたりまえに進んでいる。

 これは、市民は自分で情報を仕入れて政治参加または、自己防衛をしなきゃだめだというにはあまりにハードルの高い仕打ちではないかいと思うのだが、こんな国でいいのだろうか。



 原発でいえば、もうひとつ恐ろしかったのは、先日あった高速増殖炉「もんじゅ」への外部からの不正アクセスのニュースである。

 もんじゅのコンピュータが外部から不正にアクセスされ、結果コンピューターウィルスに感染しメールなどの事務書類が流出したという報道であった。

 しかし、これは不正アクセスなんて言葉から感じるなまぬるいレベルではなく、ハッキングというやつではないか。

 キャスターの男性は、もんじゅの存在自体の問題に関してだけさらっと触れて終えていたが、実はかなり危険なテロ行為だったんじゃないだろうか。
 
 原発というのは自然災害や人的な事故以外にも、テロや戦争の標的としても充分に危険なのだ。

 

 さて、あけましておめでとうの新年第一号であったが、ずいぶん暗い内容になってしまった。

 年が明けたということは、あの震災から、あの事故からもうすぐ三年が経つということだ。

 この国の国民は賢くて勤勉で思慮深いので、原発事故の放射能の問題でもおとなしく各自考えて努力し、また反省もした。

 そして成長したのだ。

 政治家よ、だからあんまりなめてると、そのうち猪子さん率いるチーム・ラボあたりが、自動政治ロボット「国会くん」とかを作ってしまうかもしれないぞ。
 
 そうなったらもう君たちに用はないのだ。

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by nagamineshunya | 2014-01-07 16:46 | 箱根板橋日記