『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


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第63回 「都知事選の感想文」 2014年2月25日

 都知事選が終わって、少しほとぼりが冷めて来た。

 都知事選の前に少しふれたので、一応筋を通して終わったあともふれておこうと思う。


 結果はみなさんのご存知の通り、ふたを開けてみたら舛添さんの圧勝であった。

 これには、やはり選挙は組織であるのだと痛感した。

 細川さんの登場等で、何となく政策選択の多数決で決まったような空気になっているが、ようは今回も自民党がスポンサーの候補が勝ったというだけの話な気がしてならない。

 日本の場合、総理大臣を直接選挙で選ぶ事も出来ないので、国政も結局組織だ。

 国民が誰も投票して決めた総理大臣じゃないのに、ご本人は「民意を問う」などと言っている。

 しかし、けっきょく民意そっちのけで辞意しちゃうのが日本の総理の主流になっている。


 今回の都知事選で僕が注目していたのは、家入候補とその周辺である。

 一言で表現するのが難しいが、家入さんの選挙はIT選挙であると言えば、一番ぼんやりしていて、一番的を外さない言い方かもしれない。

 家入さんどういう人かというと、色々なことをしているので、これも的を外さないように、一番ぼんやりした言い方をすればIT系の青年実業家である。

 
 そして、「まわり」というのは、彼に供託金の援助をした、堀江さんのことである。

 なぜ家入さんが都知事選に立候補するということを頭に浮かべたのか、その発端はわからないが、その後の道筋に協力した堀江さんの力は大きいだろう。

 実は、堀江さんのところにも、立候補のオファーが来たという。

 しかし、知っての通り刑期を終えて間もない堀江さんは、まだ羽を伸ばしていたいと断る。

 そして、その後友人である家入さんを応援する。

 その辺りの細かい経緯等は詳しくないが、その時期に堀江さんは「300万円(供託金)で選挙に出られるなら、自分がいいと思う人にお金を出してやってもらった方がいいと思った。」というようなことを言っていた。

 これは、案に金で解決ということでなく、社会にはすでに漠然と自分たちの「組織」的なものがあるということを感じているからこその言葉ではないだろうか。

 
 もうひとつの「まわり」というのは、IT選挙らしく、家入さんのツイッター等のフォロワーである。

 一口にフォロワーといっても家入さんの場合は、少し特殊な「活動」もしているので(携帯電話の番号やラインのアカウントを公開して誰でもお悩み相談室や、リアルの世界では駆け込み寺のようなリバ邸の開設など)、著名人だけでなく、実に多種多様な一般の人が集まっている。

 そして、この人々から、「ぼくらの政策」と名付けてツイッター等で幅広く政策を募集した。

 これは、すごく直球で民意を問う、現代の目安箱だなと思った。

 そして、そこに集まったもので、実際に短期間で120の政策が作られた。

 そして、そこから若いボランティアの選挙スタッフもたくさん集まった。

 選挙事務所を、彼のスローガン通り「みんなの居場所」と言って解放していたので、実際にどのくらいの人間が彼の選挙を手伝ったのか見当もつかない。

 さらに面白いのは、結局選挙に負けたものの、この集まった120の政策の中で民間でも出来るものはドンドンこれからやっていくと言った事である。

 現に彼はその準備にむけて、最近NPOについて猛勉強をしたらしい。

 また、この政策の中には、大小さまざまなビジネスチャンスもあるだろう。

 人材の確保も、やる気がある人を広くドンドン募集している。

 「民間が政治をやる」というのは、こういうカタチなのだなと感心した。

 

 今回も投票率は低かった。

 政治家はあいかわらず「選挙に行きましょう」、「義務ですから」などと言っている。

 合ってるけど、筋がちがう。

 選挙の投票率が低いということは、候補者全員が拒否されているということだ。

 国民は政治に無関心と決めつけているが、それは政治家が自分たちを慰めている言葉だ。

 そして、そことは全然違う場所で、すでに新しい「政治組織」は出来ている。

 
 

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by nagamineshunya | 2014-02-25 20:34 | 箱根板橋日記