『箱根板橋日記』毎週火曜更新|長嶺 俊也 Nagamine, Shunya デザイナー 1979年生まれ         


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第64回 「ウェアラブル・デバイス狂装曲」 2014年3月4日

 最近、様々なメーカーから、「ウェアラブル・デバイス」の実用化イメージのヴィジュアルが発表され、ちまたをにぎわせています。

 「ウェアラブル・デバイス」とはなにかというと、「ウェアラブル」は「身につけられるさま」という、少しまわりくどい形容動詞で、「デバイス」というのは本来パソコンまわりのものを総じてそう呼ぶそうなのですが、ここではスマフォやタブレット端末等のようなものをさしているようです。

 つまり、「装着型のスマフォ」といえばわかりやすそうです。

 携帯電話(とパソコン)は、スマフォへと恐ろしいほどの進化を遂げましたが、いまだ「携帯すること」のわずらわしさからは解放されていません。

 そこで、「携帯」から「装着」へ進むという選択を各メーカーともにとっているようですが、はたしてそれで本当にそのわずらわしさから解放されるのでしょうか。


 有名どころでいうと、グーグルのウェアラブル・デバイスは「グーグル・グラス」、つまりメガネ型。

 アップルは「iWatch」という腕時計型。

 どちらも、近未来を感じさせる洗練されたサイバーデザインです。

 その他にも、指輪型、腕輪型、足輪型など様々です。

 これらは装飾品と組み合わせているモノがほとんどですが、どうも違和感を感じてしまいます。

 それは何なのだろうかと思っていたのですが、原因が分かりました。

 まず、僕は近視ですが、極力眼鏡をかけたくありません。

 外出の時はコンタクトを愛用しています。

 腕時計も極力したくありません。

 今でこそ、ズボンのポケットからスマフォを取り出してチラッと時間を確認するのが情けない年になってきたので、やむを得ず腕時計を使っていますが、そもそもは時間に縛られない生活に憧れています。

 指輪は結婚指輪をつけていますが、これは識別用に身体に埋め込まれた目印のようなもので、生活の中でいちいち外すということもないので、「装着」しているという意識はありません。

 もちろん、腕輪もしていませんし、足輪も、首輪もしていません。

 孫悟空のような、頭の輪っかもしていません。

 なぜでしょうか。

 もちろん、必要がないということもありますが、なんといっても色々とつけているのがわずらわしいのです。

 つまり、僕にとっては「装着する」ということが、「携帯する」ことのわずらわしさを解決するには至っていないと思うのです。

 とはいっても、僕の様に30代男性既婚者というのはマーケットの中ではほとんど相手にされていないジャンルですので、メーカーの人たちは何も気にしないでしょう。

 では、若い女性の場合はどうでしょうか。

 女性はポケットのない服も多いですし、また柔らかい素材の洋服や、体のラインをきれいに見せる服が多いため、ポケットがあったとしても、ラインが崩れるのをおそれてポケットに入れて持ち歩くのを敬遠しがちです。

 そうなると、カバンの中に入れたりする必要があり、これはまず常に何かしらカバンを持っていなければなりませんし、いちいちカバンの中から取り出す分、男性よりもわずらわしそうです。

 そうすると、やはりわずらわしさから解放されるためには、やはり体に装着する道をたどるしかないようです。


 しかし、ここでもうひとつ違和感が生まれてきます。

 せっかくラインのきれいなオシャレな服を着ていても、メカっぽい近未来サイバーデザインデバイスを「装着」していたら、かなり台無しではないでしょうか。

 つまり、そうすると今度はアクセサリーのように様々なデザインを用意して、その日の服に合わせていくつも揃えなければならなくなりそうです。

 使用にあたり、ID関係などはSIMカードを入れかえればカンタンな話しのような気がしますから、端末の本体価格はグッと下がり、アップルの「iWatch」のような、いわゆる「ブランド品」ばかりではなく、例えばザラや、ユニクロや、H&Mといったファストファッションのような安価でファッショナブルなウェアラブル・デバイスが多く出てきそうです。

 そう思うと、価格をおさえてポップなビタミンカラーで展開したiPhoneのカジュアル版「iPhone 5C」というのは、すでにその時代の到来を見越しての登場だったのかとも思えてきます(いちいちそう思わせてしまうアップルのブランディングがまたすごいのですが)。

 そういえば、うちの母はメガネをかけているのに、それに気づかずに家中をメガネが無いといって探しまわるような人です。

 そんな人にとっては、「グーグル・グラス」は画期的なものになる気がします。


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by nagamineshunya | 2014-03-04 18:42 | 箱根板橋日記